どうも、こんにちは。えさちゃんです!
今日は、覚悟を決めて見て欲しい重すぎるテーマの社会派映画を洋画・邦画まとめて6本紹介します。
見た後は、ずんっと気分が沈む映画も多いので、社会派映画を観るときは自分の心と相談してから観てくださいね。
怒り(2016)
https://filmarks.com/movies/60578
監督 李相日
原作 吉田修一
出演 綾野剛 妻夫木聡 松山ケンイチ 森山未來 渡辺謙 宮崎あおい 広瀬すず
まず最初に紹介するのは、吉田修一原作の怒り。実力のある豪華俳優陣が出演しています。
八王子で夫婦殺人事件が起こった。現場に残された『怒』という文字。犯人は捕まっていない。
犯人は顔を整形し、全国に逃亡を続ける。そんな時に、3つの違う地で、それぞれ身元不明な謎の男を愛してしまった人たちがいた。自分が愛しているのは、殺人犯なのか・・・?
視聴者は、一体この三人の男のうち誰が犯人なのか推測する事になる。
俳優陣が流石の演技力で、惹き込まれる事間違いありません。好きな人を疑うってこんなにも怖いんですね。宮崎あおいが泣くところ、すごく良かったです。
この映画は、実際にあったリンゼイさん殺害事件の犯人である市橋達也をモデルとしているので、この事件をご存知の方は、序盤で犯人は誰なのか見当がつくと思います。
楽園(2019)
https://filmarks.com/movies/80557
監督 瀬々敬久
原作 吉田修一
出演 綾野剛 柄本明 佐藤浩市 杉咲花 村上虹郎
次に紹介するのは、こちらも吉田修一原作の楽園。
ある田舎の村で、少女失踪事件が起こる。その地で知り合うことになった、孤独な青年・豪士(綾野剛)と失踪した少女の親友であった紡(杉咲花)。その12年後、再び事件は起こる。
一方、その地にほど近い場所で暮らす善次郎(佐藤浩市)は、些細な行き違いから村人といさかいになり、孤立を深める。次第に正気を失い、思いもしない事件に発展する。
2つの事件の陰に隠される真実とは・・・?
母親が外国人の為、なかなかみんなと馴染むことができないという設定の、綾野剛の最初から最後まで気味の悪い演技が最高でした!
田舎の悪いところを総集めしたような内容で、集団心理の怖さ、村八分、救いがどこにもない虚しさが強調され、とことん重い。
悪者を立てて楽園を築いている小さな社会はこの世界にたくさんあるように思う。
この作品も実際にあった事件を基に作られました。
興味があれば、検索してみてください。
ルーム(2015)
https://filmarks.com/movies/64460
監督 レニー・アブラハムソン
出演 ブリー・ラーソン ジェイコブ・トレンブレイ
3つ目に紹介するのはROOM/ルーム。誘拐されて救出された後の人生を描いた作品です。
助かってからの人生に焦点を当てた映画はとてもめずらしいと思います。
監禁されてたけど、救出されたからハッピー。そんな簡単なわけないのが現実です。
誘拐されて7年、誘拐犯との子供を産んで5年。失われた時間は、かけがえのない青春時代で。
実の母親は再婚し、友は高校を卒業し、自分が苦しんでいる間も、変わらずに時間は流れていた事を目の当たりにする。
主人公が脱出し、解放された後も苦しむ描写が素晴らしかった。デリカシーのないマスゴミは世界共通なんですね。
父親に誘拐犯との子を直視できないと謝られ、去られるシーンはとても悲しかった。
監禁されてた部屋(ルーム)に帰りたいと言う子役の演技もとても自然で良い。ワンダー君は太陽の男の子なんですね!
ルームそのものはフィクションですが、オーストリアで実際に起きたフリッツル事件が影響を与えたと脚本家が公言しています。
チョコレートドーナツ(2012)
https://filmarks.com/movies/56646
監督 トラヴィス・ファイン
出演 グレッグ・ヘンリー ギャレット・ディラハント アイザック・レイヴァ
4つ目に紹介するのは、チョコレートドーナツ。
ドラッグ漬けの母親に置き去りにされたダウン症の子どもを、養子にしたいと奮闘する同性カップルの物語。
世間からの差別や、偏見、このろくでなしな母親にすら敵わない・・・。
多様性やLGBTに対する偏見や差別が存在する社会の現実に唖然とします。
時代が違えばハッピーエンドだったのでしょうか?まだ日本では望めないでしょう。
法や正義って一体何のためにあるのでしょうか??
同性カップルの愛情深さに感動し、涙があふれました。
朝が来る(2020)
https://filmarks.com/movies/84446
監督 河瀬直美
原作 辻村深月
出演 永作博美 井浦新 蒔田彩珠 浅田美代子
5つ目に紹介するのは辻村深月原作のミステリー、朝が来るです。
「子どもを返して欲しいんです、駄目ならお金をください。」一本の電話から運命が動き出す。
特別養子縁組という制度を使って、男の子を迎え入れた一組の夫婦。それから6年幸せな日々を過ごしていたが、ある日一本の電話がかかってくる。
電話をかけてきたのは、一体誰なのか?今ごろ何のために?
ラスト10分は涙が止まりませんでした。
全てを失う人生と、願えば全てを手に入れることができる人生。
その二つの人生を繋ぐものが『ベビーバトン』なんだね。
辻村深月らしい複数の視点がミステリーに深みを増していました。
エンドロールもしっかりと見てほしいです。
MOTHER マザー(2020)
https://filmarks.com/movies/88789
監督 大森立嗣
出演 長澤まさみ 阿部サダヲ 奥平大兼 夏帆
最後に紹介するのは衝撃の実話ベースであるMOTHERマザー。
こんな怖い長澤まさみを今まで見た事なかったです。
ゆきずりの男と関係を持ちながら、その日暮らしの自堕落な生活を送る秋子(長澤まさみ)。
息子に労働させ、万引きさせるのもいとわない。しかし、息子の周平(奥平大兼)は、そんな母親しか頼ることができず、母親を愛していた。
出会ったことが不幸と言われてもいいような男(阿部サダヲ)の屑っぷりにも辟易してしまいます。
そして、母親と息子の共依存によって、最悪な事件が起こる。
本当に最初から最後まで胸糞が過ぎます。何日か引きずってしまうような映画でした。
この映画のベースとなった事件があるので、興味のある方は検索してみてください。
以上、考えさせられる社会派映画を6本紹介しました!いかがでしたか?
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